茅ヶ崎で無添加住宅の建設が着々と進行中です。
完成は4月ですが、一足先に完成までの流れをご紹介していきます。是非ご覧ください。
工事開始前はもちろん何もない平らな土地です。
11月某日、肌寒さも深まってきた日のこと。
皆さまのご協力の元、無事に地鎮祭を執り行うことができました。
<そもそも地鎮祭とは?>
家を建てる前に行う儀式です。
その土地の神様(氏神様)を鎮め、土地を利用することの許しを得るという意味合いがあります。
工事の安全はもちろんのこと、建物や家の繁栄もお祈りします。
今回も、通例に従って斎主である神職をお招きし、施主様、建設業者、設計者が参列しました。
紅白の横断幕を張ったテントを建てて、その中で執り行いました。
祭場の中心には祭壇を作り、酒や果物などを供え物を用意しています。
無添加住宅の基礎工事も通常の住宅と同様、コンクリートで基礎を作っていきます。
ここで一つ特徴的な素材の登場です!
防腐剤として「柿渋」を使用します。
<柿渋とは?>
無添加住宅では、防腐・防虫・防カビ材として使用されます。
原料は、ご想像どおり渋柿です。
実を粉砕、圧搾してできる液を発酵させて、さらに熟成すれば完成です。
タンニンを多く含み、日本では平安時代の頃から用いられてきました。
現代では新しい製法も生まれ、特有の臭いも取り除くことが可能になりました。
この柿渋にティンボア(ホウ酸塩)を混ぜた液体を地盤面から1mの土台や木部に塗布します。
土台の裏側などは据え付け後では塗れないので先に塗っておきます。
塗布した後は、しばらく乾燥させます。
乾いたら型枠を外し、コンクリートの基礎の上に乗せていきます。
ここまで来れば基礎工事はほぼ完了です!
次回は上棟作業の様子をご紹介します。お楽しみに!